巨人V9から半世紀 当時の主力・柴田勲が語る「年俸の裏側」と「伝説のサヨナラ3ラン」

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 今から遡ること50年前、川上哲治監督率いる読売巨人軍は9年連続日本一を成し遂げた。柴田勲はその間、レギュラーとして活躍した。彼の覚醒、そして川上巨人の偉業はいかにして達成されたのか。知られざる“栄光の裏面史”にスポーツライターの小林信也氏が迫る。

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 柴田勲は1960年、法政二高の2年生エースとして、夏の甲子園で全国制覇。3年春にもセンバツで優勝、戦後初の夏春連覇を達成した。3年夏は準決勝で剛速球投手・尾崎行雄を擁する浪商と対戦。...

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