「ディズニーランドを売れ」急所を突かれた京成電鉄 「買収防衛策が廃止で激安バーゲンセール状態」

ビジネス

  • ブックマーク

拒んだらいつ牙をむいてくるか…

 今回、パリサーが京成に求めているのはオリエンタルランド株の全株売却ではなく、持ち株比率を15%未満まで引き下げるというもの。すると、関連会社ではなくなり、代わりにオリエンタルランド株が、そのまま京成の簿価にプラスされる。つまり株価も上がるというものだ。

「この提案は良く練られており、京成もすぐに拒むのは難しいと思います。しかも、パリサーはハゲタカとして有名な米『エリオット・マネジメント』の元幹部が立ち上げたファンド。拒んだらいつ牙をむいてくるか分かりません」(全国紙経済部デスク)

 そこで、京成に聞くと、

「個別の投資家とのやり取りに関するご質問のご回答は差し控えさせていただきます」(広報担当者)

 ミッキーマウスに頼るのも、そろそろおしまいにしろということらしい。

週刊新潮 2023年11月2日号掲載

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。