桑田真澄・巨人二軍監督が建設中の選手寮に興味津々 「活用しないのはおかしい」と言うワケ
“即戦力”右腕の獲得には成功したが
巨人・阿部慎之助新監督(44)は、先のドラフト会議で日本ハムと競合の末、西舘勇陽(21=中央大)との交渉権を獲得した。ドラフトで交渉権を引き当てると、チームが盛り上がるという。メディアの扱いも大きくなり、それは来春キャンプまで続く。
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「ようやく、(ドラフト会議での)クジが当たるようになった」
そう笑うチーム関係者も少なくなかった。昨年の浅野翔吾(18)に続く、意中選手の交渉権獲得だ。阿部監督は幸先の良いスタートを切ったが、関係者の間で、来シーズンのキーマンとして注目されているのは桑田真澄二軍監督(55)である。
「即戦力と期待されている西舘ですが、大学卒の投手は、あまり過剰に評価しないほうが良いと思います。昨年、2球団競合の末に楽天入りし、新人王も期待されていた荘司康誠(23=立教大)も休みながらの登板で、初勝利は7月。結果として19試合登板で5勝3敗、防御率3.36でした」(在京球団スタッフ)
大学生は春と秋のリーグ戦しか投げていない。夏場にバテてしまうのは、ちょうど春季リーグ戦を終えたころと時期が合致する。1年を通して投げ切る体力がまだ養われていないのである。そうなると、二軍での再調整期間も長くなる。投手出身でもある桑田二軍監督と練習で汗を流し、徹底的に鍛えることになるから――と思いきや、桑田監督に注目が集まる理由はそれだけではなかった
巨人が来年度のコーチ人事を発表したのは、10月16日。それ以降、秋季練習が行われているジャイアンツ球場ではファーム総監督から異動となった桑田二軍監督が、報道陣に囲まれるようになった。
「二軍を主体とした別チームが宮崎フェニックスリーグ戦に参加しています。桑田監督は18日に現地入りするので、それまでの2日間、聞けることは全て聞いてしまおうと思いましてね」(スポーツ紙記者)
桑田監督は、普段は主力選手たちを追う“東京組”の記者たちに囲まれた。そのときに出たのが、「二軍の役割は育成、一軍への選手供給、降格してきた選手の調整とまた供給」の持論だった。シンプルにファーム組織の有り方を説明していたのだが、さらに気になる発言が飛び出した。
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