「たとえあなたを忘れても」は「silent」と似ている…PRコメントはパクリで謝罪、外れたABCテレビの思惑
コピペ?
●「silent」プロデューサーのコメント
《この数年、"ラブコメ”的な連ドラは数あれど、本気で泣ける、いわゆる"本格ラブストーリー“が少なくなってしまったな、と感じていました。主人公のヒロインが本気で好きな相手を本気で思う気持ちに共感し、ヒロインのことを応援しながら同時に自分もその相手に恋しているような気持ちになり、ヒロインと一緒に心を締めつけられるような思いで毎週ドラマを見る。そんな連ドラを作りたいと思い、この『silent』を企画しました。(中略)せつなくて、心の奥が痛んで、でも温かくて、優しい気持ちになれる。そんなラブストーリーにご期待ください》
●「たとえあなたを忘れても」プロデューサーのコメント
《この数年、"ラブコメ”的な連続ドラマはありますが、いわゆる“本格ラブストーリー”が少ないなぁ、と感じていました。主人公が好きな相手を本気で思う気持ちに共感し、それを応援しながら同時に自分もその相手に恋しているような気持ちになり…同じような思いで毎週ドラマを楽しみに見る。そんな連続ドラマを作りたいと思い、この作品を企画しました。(中略)せつなくて、苦しくて…でも、温かくて、優しい気持ちになれる。そんなラブストーリーに仕上がると思います。是非、ご期待ください!》
これでは“コピペ”と言われても仕方ないだろう。
雰囲気まで似ている
「このプロデューサーは、元々フジで『のだめカンタービレ』や『ショムニ』などのヒット作を手がけた人で、一昨年に退社してABCに移りました。新設された日曜・夜10時の枠は、これまで彼が全作を担当していました。忙し過ぎたのかもしれませんが、それにしてもこれはまずいですよ」
だが、似ていたのはコメントだけではなかった。
「実際、ドラマを見てみると、本当に『silent』とよく似ています。昨年10月期に放送された『silent』は、若年発症型両側性感音難聴を患うSnow Manの目黒蓮(26)と周囲に合わせるばかりでなかなか自己主張ができない川口春奈(28)のラブストーリー。一方の『あな忘』は、記憶障害を持つ萩原利久(24)と夢を失い生活苦になった堀田のラブストリーで、どちらも障害を持つイケメンを支えるという構図です。どこか気だるく、しっとりとした進行もそっくりです」
難病はドラマにつきものではあるが、
「『silent』だって2004年に放送された日曜劇場『オレンジデイズ』(TBS)の男女を逆にしただけという声もありましたし、『たと忘』の記憶喪失だって韓流ドラマ『冬のソナタ』にも描かれた古典的な手法と言っていいでしょう。ただ、『silent』と『たと忘』はセリフが少なくストーリーのテンポがゆったりしていること、BGMに派手な音楽がないことなど、作りの雰囲気もよく似ているんです」
演者の立ち位置にも共通点が見られるという。
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