選手、ファンだけでなく番記者も? オリックスの「阪神コンプレックス」の根深い理由とは?

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「阪神の記事の手伝いかよ」

 一方の虎番はどうか。

「阪神は“誰々がオーナーとゴルフに行った”なんて些事までニュースになるし、マニアックなファンも多いので下手な記事は出せない。そのため、オリックスなどで修業を積み取材力を培ったエース級やベテランが番記者になっています」

 その結果、今どういうことが起きているか。シリーズ直前の記者の仕事ぶりを聞いてみると、

「ベテラン虎番が若手オリ番に『オリの投手が阪神の打者をどう思っているか聞いてきて』などと指示。オリ番は『阪神の記事の手伝いかよ』とボヤいています」

 ファンに選手、監督、そして番記者たち――積もりに積もった恨みを晴らすことはできるだろうか。

週刊新潮 2023年11月2日号掲載

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