選手、ファンだけでなく番記者も? オリックスの「阪神コンプレックス」の根深い理由とは?
今年の日本シリーズは在阪球団同士の対戦となったが、オリックスファンの阪神に対するルサンチマンは尋常ならざるものがある。
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「地方球団も、本拠地でなら主役になれる。でもオリックスの本拠地・大阪では、主役は常に阪神ですから」
とスポーツ紙デスクが苦笑する。
「勝っても、関西のニュースは、阪神の監督人事などでかき消されてしまう。選手たちも“どうせ報じてくれない”と腐っています」
選手だけでなく、監督もしかり。CS勝利後の記者会見では記者からの「阪神・岡田監督はCSでのMVP選手の名を挙げたが、中嶋監督が選ぶMVPは?」「阪神とやるんだという思いは?」「阪神の印象は?」といった阪神主体の質問にいら立ちを隠さず、「それはタイガースさんの話」「別にどこでも相手はセ・リーグのチャンピオン」「(印象は)全然分かりません」と塩対応に終始した。
それもこれも阪神という超人気球団のせいである。
「記者のレベルが低い」
オリックスの番記者たちもまた“阪神コンプレックス”を抱えている。
そもそも、どういう記者がオリ番になるかというと、
「ニュースバリューが低いので、新人など若手が番記者になることが多い。なので、正直言って記者のレベルが低いんです」
阪神の岡田監督は2010年から3年間オリックス監督を務めたが、その際、記者のレベルの低さゆえに“番記者総とっかえ令”を出したことがあるほどだ。
「中嶋監督も、記者と話したがらない。ある時は、選手起用の理由を尋ねた記者に“ちゃんと打席見てた?”とキレてました」
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