紅白「ジャニーズ枠」の穴を中森明菜が埋める? 「ジャニーズ解体で障害がなくなった」

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 早くも今年のNHK「紅白歌合戦」が話題だ。主な焦点は旧ジャニーズ事務所の扱いだが、理由はほかにも。

 芸能デスクが解説する。

「NHKはジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて、“被害者への補償と再発防止の取り組みが着実に進まない限り、新規の出演依頼は行わない”と、事実上のゼロ方針を明らかにしました。昨年はジャニーズだけで白組出場者の4分の1を占めましたが、今年は大幅縮小が不可避でしょう」

 初めてジャニーズ事務所のタレントが紅白に出場したのは昭和40年。ジャズのスタンダードナンバー「マック・ザ・ナイフ」を、あおい輝彦(75)、ミュージカル俳優の飯野おさみ(77)ら4人のアイドルグループ〈ジャニーズ〉が披露した。

「以来、ジャニーズ事務所は半世紀以上も紅白を支えてきました。その枠がなくなれば、NHKは視聴率の面で大打撃を被る。ところがその穴を、あの歌姫が埋めるというんです」

近藤を溺愛していたメリー喜多川が…

 事情を知る関係者の解説。

「実質的に芸能活動を休止してきた中森明菜(58)です。とくにここ数年、彼女の出場がかなわなかった背景には体調の問題だけでなく、ジャニーズ事務所の存在がありました。彼女は近藤真彦(59)と交際していた平成元年に、近藤の自宅マンションで手首を切って自殺を図るという大騒動を引き起こしましたから」

 その年の大みそか、二人はそろって記者会見を行った。

「明菜が自殺未遂の経緯について語り、隣の近藤が彼女を励ますというものでした。その後、二人は別れたものの、近藤を溺愛していたメリー喜多川氏は怒り心頭。以来、明菜を毛嫌いするようになったんです」

 あれから、30年あまり。

「一昨年春に近藤は事務所を去り、その4カ月後にはメリー氏が死去。栄華を誇ったジャニーズ事務所も解体され、もはやNHKは過剰な忖度をしないで済むようになった。結果的に、明菜の紅白出場を妨げる障害はなくなったんです」

 明菜にはこんな追い風も。

「11月に発売される作曲家・林哲司氏(74)のデビュー50周年を記念したアルバムに、明菜がセルフカバーした『北ウイング-CLASSIC』が収録されるんです。明菜はいまも体調不良で療養中とされていますが、歌声に衰えは感じませんでしたよ」

 昭和59年にリリースされ、60万枚以上を売り上げたヒット曲「北ウイング」の作曲は林が担当した。

「アルバムへの収録はそのご縁です。すでに明菜が鼻から下を隠し、目元のみを露出したビジュアル写真も公開されています。過去には精神的な不安定さも指摘されましたが、ようやく本格復帰への道が開けてきた印象ですね」

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