巨人・中田翔(34)のFA移籍、立浪監督との10年前の“遺恨”で八方塞がり “山川人気”のあおり直撃、元「日ハム」同僚へのウルトラCが「最善手」と専門家の声

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ノンテンダーFAで事実上の無償トレード

 八方塞がりの事態を打開する最善手として、ある元NPB球団監督は「ノンテンダーFA」を挙げる。日本ハムで同僚だった大田泰示(DeNA)や西川遥輝(楽天を戦力外)らが21年オフに受けた処置で、MLB球団でコストに見合わなくなった主力選手に対する手法である。

 ノンテンダーFAでは、補償が伴わないなど獲得球団のハードルはぐっと下がる。

「トレードは、中田の高年俸がネックになり、無償以外では難しいだろう。ただ無償では中田のプライドが傷つく。事実上の無償トレードと言えるかもしれないが、巨人が中田の意向を汲みながら、ある程度移籍先に目星を付けた上で保有権を放棄するのがベストではないか」(元監督)

 FA権は、日本シリーズ終了翌日から土日を除く7日間以内に行使するかどうかを表明しなければならない。中田の決断の時は刻一刻と迫っている。

デイリー新潮編集部

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