PL学園のプロ監督は意外と少ない…楽天・今江敏晃は中日・立浪、西武・松井に続き何人目か?

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PL出身の一軍監督は5人目

 10月26日のドラフト会議で、東北楽天ゴールデンイーグルスは3度目の入札でやっと1位指名選手が決まった。神奈川大学リーグの好左腕、古謝樹(22=桐蔭横浜大)。初仕事を終えた今江敏晃・新監督(40)は、

「ソフトバンクの和田(毅)さんみたい。ボールの出どころが見づらい。一つの武器になると思う」

 と古謝の印象を述べた。今年は「好投手のアタリ年」といわれていたこともあり、1位指名の抽選に2度も外れても即戦力投手が獲れたのは不幸中の幸いだった。

「ドラフト会議前日の25日、クローザーの松井裕樹(28)が海外フリーエージェント権を行使することを正式に伝えてきました。今季59試合に登板し、防御率は1点台、2年連続で最多セーブのタイトルを獲得した主軸左腕の喪失は痛いです。ペナントレース前半は投手不足で、石井一久前監督(50)も頭を抱えていましたからね」(地元メディア関係者)

 楽天は4人の投手を指名したが、うち2人は高校生。一軍選手に育て上げるまでに時間がかかることも予想される。

 今江監督は高校野球の名門として知られるPL学園の出身だ。PL野球部は、16年7月で休部となったが、甲子園出場は通算37回。春夏合わせて7度の優勝を誇り、82人のプロ野球選手を輩出した。この数字は昨年度までの「出身校別ランキング」で2番目に多い(バジリコ出版『マツイの育て方』より)。ところが意外なことに、PL卒のプロ野球一軍監督は、今江監督で5人目である。

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