日本シリーズで「松坂大輔」にとどめを刺した意外な伏兵も…チームを日本一に導いた“3人の脇役たち”
「松坂なら僕に任せてください」
日本シリーズでは、史上最多のMVPを4度受賞した長嶋茂雄(巨人)をはじめ、チームの中心選手が日本一に貢献するイメージが強い。その一方で、下位打者や代打といった脇役たちが値千金の一打を放ち、ヒーローになったことも少なくない。【久保田龍雄/ライター】
巨人がストレートの4連勝で西武を下し、2年ぶり日本一に輝いた2002年、松坂大輔から試合を決める代打タイムリー三塁打を放ったのが、15年目のベテラン・後藤孝志である。
オープン戦で松坂からタイムリーを記録するなど相性が良かった後藤は、日本シリーズの相手が西武と決まると、原辰徳監督に「松坂なら僕に任せてください」と何度もアピールした。...