「カネの話なんだろ」 辞職の柿沢副大臣「江東区長選での買収疑惑」について現役区議が爆弾証言
金銭の提供を断ると…
金銭の提供は断るが選挙協力の話なら受けると応じたところ、先方からの連絡は二度となかったという。
この区議には拒否され未遂に終わったが、これは露骨な買収行為といえるのではないか。政治資金問題に詳しい神戸学院大学法学部教授の上脇博之氏によれば、
「一般論からいえば、地方の選挙でも有権者一人にカネを配るより、一地方議員にカネを配った方が後援会の方々の票まで動くわけです。だからカネを配る相手としては費用対効果が高いことになります。もっとも政界では『河井事件』もありましたから、今回の件でも公選法に抵触しないよう相当用心していると感じます。持ち掛けられた側に“買収じゃないか”という疑念が生じている以上は、柿沢氏側が事実関係を説明する必要があります」
まだ特捜部の捜査は始まったばかりで、司直の手がどこまで伸びるかは不明である。11月2日発売の「週刊新潮」では、特捜部の捜査に戦々恐々とする議員たちの名前と併せて詳報する。