総額約10億円! サントリー新浪社長、ローソン時代の「ハワイ豪華コンドミニアム」私物化疑惑 元役員が重大証言「自分の子どもが来るから、と」
私的に利用していた?
この元役員の証言から浮かび上がってくるのはやはり、新浪氏が「ハワイ豪華施設」を私的に利用していたのではないか、という疑惑である。ちなみに18年に特別背任などの疑いで立件された日産自動車の元会長カルロス・ゴーン氏は、会社の資金を用いてブラジルやレバノンの物件を購入していたことが分かっている。
改めて、サントリーを通じて新浪氏に取材を申し込み、「子どものためにコンドミニアムの改装を業者に指示していた」というローソン元役員の証言などについて聞いたところ、以下の回答が寄せられた。
「新浪はそのような発言をしたことはなく、また、新浪自身は過去に業務で使用したことはございますが、家族を伴った私的な利用はございません」
ローソンにも同様の内容で取材を申し込んだところ、次のように回答した。
「お問い合わせいただいた5物件について、当社が保養所として購入、保有をしていたことを確認しました。施設の利用状況の詳細については、開示しておりません。これらの物件については、資産価格等当社のガイドラインに則り公表をしていません」
「保養施設」であることを繰り返すばかりなのだが、なぜその存在が限られた側近などにしか知らされていなかったのかを明らかにしない限り、新浪氏は説明責任を果たしたとはいえまい。
11月2日発売の「週刊新潮」では、新浪氏による「ハワイ豪華コンドミニアム私物化疑惑」を、複数の専門家の見解を交えながら4ページにわたって詳しく報じる。
[2/2ページ]