田中美久、柏木由紀ら“グラビアエース”が次々と…相次ぐ「48」卒業の痛手 10月のグラビアを振り返る
売れない雑誌、水着に厳しくなる社会、その一方で紙から電子書籍へのシフトと大きな変化を見せているグラビア。その動きをグラビア評論家の徳重龍徳が振り返る連載「上善は水着のごとし」。10月のグラビアのトピックスは……。
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今月の卒業
10月はグラビアで活躍する48グループのメンバーが相次いで卒業を発表しました。
12日には今年も数々の雑誌の表紙を飾り、HKT48を引っ張ってきた田中美久さんが年内をもって卒業すると発表。20日には、現役最年長メンバーで32歳となった今もグラビアで活躍する柏木由紀さんが、来年4月をもってAKB48の卒業を発表しました。また13日にはNMB48で次世代グラビアエースとして期待された若手の黒田楓和さんが、11月5日をもって卒業すると発表。その後、体調不良を理由に28日に急遽活動を辞退することとなりました。
10月の1か月だけを見ても、田中さんは「週刊少年サンデー」「ヤングチャンピオン」「FLASH」と3誌の表紙を飾っており、柏木さんも「週刊プレイボーイ」の表紙を飾っています。彼女たちが表紙を飾ることで、グループのほかのメンバーも同じ雑誌に掲載されるケースがこれまでも多く見られました。グラビアエースが卒業することで、これからのメンバーのフックアップの機会が減ることはグループにとって痛手といえます。
48グループの中でもグラビアに意欲的だったNMB48は、これまで上西怜、本郷柚巴がグラビアの2トップでしたが、本郷は今年6月にグループを卒業しており、170センチのモデル体型の黒田さんがその後を継ぐグラビアメンバーの一人として期待されていました。活動辞退後の30日発売の「週刊ヤングマガジン」ではセンターグラビアを飾っていますが、これがNMBとして初、そしてラストグラビアに。キャッチコピーに書かれた「新たな一歩」がどこへ向かって行くのかも気になります。
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