「レギュラー0本」でも意外な声が…当て逃げ→活動自粛でわかったフジモンの業界内評価とは
日本一のガヤ芸人
「MCクラスやレギュラー出演者ともなれば、出演シーンのカットや差し替え、放送延期や中止などの大事になりかねません。ところが、フジモンはテロップ処理だけで放送されることがほとんどです。もちろん、当て逃げは立派な犯罪ですが、幸い、相手に怪我もなかったこと、むしろ励ましの声をかけてもらっていることなども考慮されたのだと思います。そして、彼の出演は“ひな壇”など大勢の中の1人であることが多いので、編集しても切るに切れないということもあるでしょうね」
なぜ、ひな壇で重宝されているのだろう。
「“日本一のガヤ芸人”と言われるほど、ガヤで笑いにアクセントをつけるのが上手いんです。その言葉のチョイスは秀逸で、トークを盛り上げたり、時には新しいトークネタを提供したりと、バラエティ番組のノリを作るのが上手く、この世界では特別な存在です。ツッコミもボケもできますし、イジりもできて、イジられても面白い。普段は気が小さく繊細な人ですが、本番ではどんな大御所にも臆することなくガヤを発することができる。芸人仲間から絡みの信頼も厚いですね」
フジモンの持ちネタは思い浮かばないけれど……。
「どんだけ~!」
「その場を盛り上げるのがガヤですからね。ただFUJIWARではネタ作り担当ですし、IKKOさんの持ちネタにしている『どんだけ~!』は元々はフジモンが新宿2丁目で仕入れてきたネタというのは有名な話です。IKKOさんも認めていますし、それを譲ってしまうのも彼らしいところです」
8月に収録した番組が10月に放送されているということは、今後もテロップ処理の出演は続くのだろうか。
「しばらくは続くと思います。それほど重宝されてきましたし、番組スタッフからも早く戻ってきて欲しいという声が圧倒的です」
活動自粛中に“空いた椅子”を奪われることはないのだろうか。
「フジモンの代役ができる実力のある芸人は見当たりません。が、自粛期間が長引けば、代役でなくても空いた椅子に座る芸人は出てくるでしょう」
いつ頃、復帰できるのだろうか。
「早ければ来年1月、半年自粛するとして来年3月の収録には戻ってくる可能性はあります」
果たして……。