弘道会版“最強秘密諜報部隊”「別班」 その実力を知らしめた北関東抗争の当事者が出所していた

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栃木の利権戦争

 2003年に発生した「北関東抗争」の結果、長い懲役を務めた弘道会傘下組織の組員が出所した。この抗争は弘道会の秘密組織の実力を知らしめたことで知られ、その後の司6代目体制への道を開いたと評価されている。当事者の出所のタイミングで改めて振り返ってみよう。

 まず北関東抗争について振り返っておこう。発生は2003年4月、5代目山口組の直参だった弘道会・東海興業・大栗組(本部:栃木県宇都宮市)と住吉会親和会傘下の7代目田野一家(本部:栃木県さくら市)が、栃木県内における利権をめぐってぶつかり合った。...

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