特別な銃器「コーナーショット」も開発…イスラエル軍はハマスが掘った450キロ「地下トンネル」をどう攻略するのか

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「空飛ぶ手榴弾」の威力

 地上戦で先陣を切るのは、イスラエル軍が誇る軍事ブルドーザー「D9R」のようだ。

 デイリー新潮は10月27日、「イスラエル軍 ガザ侵攻開始で先陣を切る“世界最凶のブルドーザー”『D9R』の恐るべき実力とは」との記事を配信した。軍事ジャーナリストが言う。

「イスラエル軍は25日、夜に地上部隊を急襲させました。暗視装置を使えば、漆黒の闇は味方となります。本格侵攻でも夜襲が選択される可能性があります。空軍は攻撃ヘリの『AH64アパッチ』で支援。ガザ地区上空の航空優勢を確保し、D9Rはがれきを撤去しながら進軍するでしょう。ハマスが持つ火力では、D9Rには手こずるはずです。その後ろに歩兵が付き、偵察・自爆ドローンの『ニノックス40(Ninox40)』をフル活用すると考えられます。ニノックス40は2014年のガザ侵攻で初めて使用され、数々の戦果を挙げているのです」

 ニノックス40は歩兵でも携帯できる超小型のドローンだ。長さ約30センチの「40ミリグレネードランチャー」から発射されると、上空から軍事用のスマートフォンに映像を送る。歩兵はスマホで操縦し、自爆させたい場合はスイッチを押すだけでいい。

「ニノックス40が撮影した動画は、前線の歩兵だけでなく後方の司令部にも送られます。敵の情報をリアルタイムで共有できますし、必要があれば『空飛ぶ手榴弾』として自爆させることもできます。塹壕や遮蔽物から簡単に飛行させて偵察と攻撃が可能です。ハマスの居所をキャッチすれば、155ミリ榴弾砲で遠距離からの攻撃も選択できます」(同・軍事ジャーナリスト)

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