「岸田首相」捨て身の減税方針にムッとしつつも口をつぐむ「麻生副総裁」の本心はどこに

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麻生氏のスタンス

 一連の岸田首相の「乱心」を苦々しく見てきたのが、麻生自民党副総裁だったという。

「財務相を長らく務め、大臣を辞めた後も財務省寄りのスタンスを継続していることから、減税についてはムッとしていたようです。一方で、岸田政権の生みの親として支えることを公言している立場もあり“減税を再考すべし”とも言いづらい。ひとまず静観をしているようですね」(同)

 首相経験者として、政権浮揚策を何とか打ち出そうとする岸田首相の思いに一定の理解を示しているということなのだろう。

「麻生氏は安倍晋三元首相なき後、キングメーカーとしての立場を改めて意識しているようですが、その点、“次の首相のメドが立たない”という思いも抱えているとのこと。ここ最近、次期総選挙に出馬せず、子息に地盤を譲ると一部で報じられましたが、本人にそのつもりは一切なく、国会議員を続ける意向のようです。長らく麻生氏を支えてきた秘書らの側近も“オヤジがそのつもりならいつまでも”との思いがあり、まだまだキングメーカーとして君臨することになりそうです」(同)

 在職たった358日で政権を野党に明け渡すことになった麻生氏だからできるアドバイスというものもあるのかもしれないが……。

デイリー新潮編集部

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