サルゴリラ キングオブコント優勝で出演オファー殺到でもそんなに喜べない事情

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 10月21日、「キングオブコント2023」(TBS)の第16代キングが決まった。これまでで最もハイレベルとも言える戦いを制したのは、史上最高得点(964点)を獲得し、史上初となる40代で優勝したお笑いコンビ「サルゴリラ」だ。記録づくめのこのコンビ、ブレイク間違いなし?

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「業界内では、今年はリベンジ合戦になるという見方が多かった」と、民放ディレクターは言う。

「決勝は昨年に続いて2回目の『や団』をはじめ、4年連続4回目の『ニッポンの社長』、2年ぶり2回目の『蛙亭』、7年ぶり4回目の『ラブレターズ』、7年ぶり3回目の『ジグザグジギー』と、10組中の半分が決勝経験者でした。それだけに、『サルゴリラ』はダークホースと言ってよかったし、彼らの優勝を予想した人はほとんどいなかったと思います。むしろ、こんな面白いコンビがいたんだと、初めて彼らを知ったテレビマンも少なくないと思います」

 幼稚園の頃から40年来のつきあいという「サルゴリラ」は、坊主頭のツッコミ担当・赤羽健壱(44)と奇天烈系のボケ担当・児玉智洋(43)による二人組。優勝が決まった直後の「情報7daysニュースキャスター」(TBS)の出演を皮切りにさまざまな番組に出演しているから、すでに顔を覚えた方もいるだろう。

「優勝直後、早くも50件もの出演オファーが殺到したそうです。翌朝から生放送に引っ張りだこでしたね。もっともこれは、毎年の優勝者あるあるです。重要なのはここから。番組出演が一周して優勝熱が冷めるまでに、テレビタレントとしての人気を得られるかどうかです」

 優勝すればブレイクは約束されたようなものでは?

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