「ブギウギ」で大注目のOSK・翼和希は紅白に出場する? 本人は「放送を見ていると“私に似ている他人?”と不思議な感覚」

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 戦後の日本を代表するスターの一人で、“ブギの女王”として一世を風靡したのが笠置シヅ子だ。彼女をモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」が好調で、改めて歌劇の世界に注目が集まっている。

 在阪の芸能デスクが言う。

「主人公の花田鈴子が、憧れのUSK(梅丸少女歌劇団)に入団し、福来スズ子として活躍する姿を描いています。スズ子を演じるのは、俳優の水谷豊(71)と伊藤蘭(68)の一人娘・趣里(33)ですが、SNSは視聴者の“これまでの朝ドラにない歌とダンス”との声で持ち切り。その華やかなレビューシーンの撮影を全面支援しているのが、かつて笠置も在籍していたOSK日本歌劇団です」

 当のOSK関係者の解説。

「今年3月に振り付け、ラインダンスやショーの練習が始まり、レビューシーンの撮影は5月から6月中旬まで行いました。OSKから参加したのはおよそ30人で、子役と女優が演じる役以外はすべてウチの劇団員。ショーを観劇する客席のエキストラにも、6人ほど駆り出されましたよ」

戦後は人気が低迷したが…

 OSKは大正11年に大阪で、松竹楽劇部として設立された。大正2年創立の宝塚歌劇団とともに、100年以上の歴史を誇る。そのOSKにとって、NHKの朝ドラは追い風だ。

「初めてUSKのレビューシーンが登場した第5話の放送後には、OSKの公式サイトへのアクセスが10倍に増えました。おかげさまでOSKへの関心も高まっており、11月の京都・南座での公演チケットの売れ行きは順調そのもの。また、これまでご縁のなかった複数の地方からも、公演依頼のお問い合せを頂いております」

 再び芸能デスクが言う。

「戦前は“ダンスのOSK”と評され、速いテンポのラインダンスは劇団の代名詞とされた。“歌の宝塚”と呼ばれた宝塚歌劇団と人気を二分したものの、戦後は人気が低迷。平成15年には経営不振で解散に追い込まれました。それでも翌年には復活を果たし、現在は大阪松竹座や東京・新橋演舞場などで精力的に公演を行っています」

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