イスラエル軍 ガザ侵攻開始で先陣を切る“世界最凶のブルドーザー”「D9R」の恐るべき実力とは
ロイター日本語版は10月26日、「イスラエル地上部隊、ガザ北部のハマス拠点攻撃 軍が発表」との記事を配信、YAHOO!ニュースのトピックスに転載された。イスラエル軍の地上部隊がパレスチナ自治区ガザ北部で作戦を展開したという。
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【写真8枚】「見た目がもう怖すぎ」“世界最凶のブルドーザー”と呼ばれる「D9R」の異様な姿をみる
部隊は撤収し、イスラエル軍は《声明で、「次の戦闘段階」に備えた侵入》だと明らかにした。ハマスと実際に戦闘し、相手の勢力や装備の状況を見る「威力偵察」と見る向きもあるが、今のところ詳細は不明だ。
ロイターの記事には、《軍が公開した夜間作戦の映像には、ガザ地区境界を越えて進む装甲車が映っている。ブルドーザーや砲弾を発射する戦車も確認》したという一文がある。
ブルドーザーを確認、と淡々とした筆致だが、イスラエル軍のブルドーザーは文字通りの“兵器”だ。機関銃や擲(てき)弾の発射装置が搭載されている。
ガザ侵攻が始まれば、まさに先陣を切ると考えられていた。ハマス殲滅部隊の先頭に立つわけだ。軍事ジャーナリストが言う。
「イスラエル軍が誇る装甲ブルドーザーは『D9R』と言います。ガザ侵攻の準備をしているイスラエル軍の様子を撮影した映像でも、最新型が集結していました。アメリカのキャタピラ社が製造・販売する『D9』を、イスラエルは軍事作戦に耐えられるよう大改造しました。ギネスが『世界一強固な重機』と認定しています」
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