有名人の「公開夫婦ゲンカ」は金になる!? 東海オンエア、才賀元夫妻らに見る「弱者」という武器

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縁の切れ目は金の切れ目? 周囲も騒ぎ続ける「公開離婚」ビジネスの罪深さ

 そうはいっても「多額の慰謝料」の根拠となるような事実があるなら、しかるべき形で守られる必要はあるだろう。DVやモラハラ、ワンオペ育児の常態化など、確かに有名人が発信することで、社会に一石を投じる効果はある。

 とはいえ現状は、大人の痴話ゲンカの域を出ない。才賀さんに至っては、裁判所の子どもの引き渡し命令も無視し続けるような人だ。どこまで公的な力が働くのか難しいところである。

 あやなんさんの件はヒカルさんやらゆうこすさんやら、一言言いたいだけのYouTuberたちの餌にしかなっていない印象さえ受ける。本稿の執筆段階ではしばゆーさんは入院しており、あやなんさんもメンバーも面会できないほどの状態のようだ。

 一体誰が、騒動の幕引きをするのだろう。でも本当は夫婦ともに、解決など望んでいないのかもしれない。ずっと騒ぎ続けていれば、ずっと注目してもらえる。

 金の切れ目が縁の切れ目ではなく、縁の切れ目が金の切れ目になってしまう、身内売りビジネスに興じる大人たち。このやり方が稼げるとわかってしまったからには、同様の事例は続くだろう。一番の被害者はお子さんたちだが、そんな小言を言えばまた、彼女たちの炎上ネットワークビジネスに組み込まれるだけ。夫婦間で公的な決着がつく前に、絵莉さんとあやなんさんのコラボ企画が先に始まるのではと、戦々恐々としているのは私だけだろうか。

冨士海ネコ(ライター)

デイリー新潮編集部

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