巨人「ドラ1位指名」 水野雄仁スカウト部長の「正式発表ではなく、“報知愛”でリーク」に大ブーイング

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騙していたのに…

「現場はざわつきました。そりゃ、報知が打ってきたので事実上の発表だと思っていました。でも、わざわざ『あれは俺』と明かす人などいません。それも、自分が長い間、解説委員を勤めていた新聞社だから“えこひいき”したと臆することなく言い放ったわけです」(前出・デスク)

 別の社のデスクもこう続ける。

「そもそも、水野さんは9日の段階から、『何も決まっていない。昨年のような発表は全くできないと思う』『リップサービスで取れるもんも取れなくなったらというのはありますので、慎重にやっていきたい』と話していた。前日の午後3時すぎに球団事務所前で取材対応した吉村禎章編成本部長も、記者団の前で『全く決まっていません』と言い切っていた」

 つまり、結果的に言えば記者たちを“騙していた”わけだ。

「もちろん、それを含めて駆け引きだった可能性もあるし、本当に直前になって公表に切り替えた可能性もある。いずれにしろ、まずは話が変わった経緯について、誠意を尽くして説明するべきでしょう。なのに、悪びれずに自らリークと明かすなんて……。信頼関係にヒビが入りかねません」(同)

報知への同情も

 報知に同情する声も出ているという。

「ただでさえ“巨人の広報紙”と揶揄されていますからね。“報知愛”なんて持ち上げられても全く嬉しくないでしょう」(同)

 長きにわたって君臨してきた全権監督がいなくなって、たがが弛んでしまったのか。

デイリー新潮編集部

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