「角川歴彦元会長」2億円保釈も束の間「兄・春樹」が角川文化振興財団を提訴 “お家騒動”の火種は「角川家の家宝」だった
「セーラー服と機関銃」や「犬神家の一族」など、小説と映画を組み合わせる手法で数々の大ヒット作を飛ばし、「メディアミックスの生みの親」と呼ばれる角川春樹氏(81)が新たな“闘争”を開始した。裁判資料から見えてきた、その意外な「真相」とは――。
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9月1日、角川春樹氏が「角川家の精神を象徴する家宝」の返還を求めて東京地裁に提訴した裁判が波紋を呼んでいる。被告となったのが弟・歴彦氏が名誉会長を務める公益財団法人「角川文化振興財団」という、いわば“身内”に対する訴訟だったためだ。...