80歳「関口宏」がサンモニ降板で後任・膳場貴子を不安視する声 「あの独特の雰囲気は再現できない」
独特のまったり感で人気
「そうは言っても、10月22日の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)は個人6・6%、世帯11・5%と、ゴールデンでも胸を張れる数字です。前日の夜に同じくTBSで放送されている『情報7daysニュースキャスター』は個人5・7%、世帯9・8%ですから、“あっぱれ!”と言っていいでしょう」
「王様のブランチ」が“TBS瞬間最高視聴率ランキング”を放送していた頃は、「サンモニ」は常に上位だった。
「日曜劇場や金曜ドラマが不調の時は、1位も珍しくありませんでした」
どこがそんなにウケたのだろう。
「やはり、日曜の朝にはちょうどいい、まったりとした独特の空気感でしょう。関口さんの語り口調も、まだ寝ぼけている視聴者に心地よい。人気のスポーツコーナー“週刊御意見番”では張本勲さん(83)が一足早く卒業しましたが、不定期で出演する中畑清さん(69)と落合博満さん(69)のコンビも面白い。22日に出演した達川光男さん(68)も気持ちよく“喝!”と“あっぱれ!”を連発していました。サブキャスターの唐橋ユミさん(49)らが手作りのフリップで解説するほのぼの感もいい。あのリズム感は申し分ないと思います」
もっとも最近は、関口の番組内での発言が何かと物議を醸している。
いつの間にか一番左
「ネット上でも大きな批判を浴びたのが、昨年1月の津波情報に文句をつけた時でしょう。トンガ沖の海底火山噴火の影響で日本の沿岸にも津波警報と注意報が発令され、NHKは番組を切り替え報道しました。『サンモニ』でも画面右下に注意を促す地図が表示されたのですが、『えー、画面がどうしても、津波の警報を出すために日本地図をあそこへ出さなきゃならないんでしょうか』と発言して炎上しました。他にもコメンテーターとの会話がかみ合わなかったり、解説の感想があまりに素っ気なかったりで、たびたび問題視されていました」
レフト寄りのコメンテーターの発言も話題になることが少なくない。
「2015年に『サンモニ』が“放送人グランプリ”を受賞した際、関口さんはなかなか興味深い挨拶をしていました」
関口:番組が始まった時から、中庸の精神で真ん中のつもりでやってきましたが、いつの間にか左のほうにいた番組がなくなって、一番左みたいになってしまいました。でも、最初の思いは変わっていないつもりです。
そんな関口は勇退にあたり、《膳場さんならサンデーモーニングの良さをさらに発展させてくれると期待しています》とのコメントも発表している。
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