80歳「関口宏」がサンモニ降板で後任・膳場貴子を不安視する声 「あの独特の雰囲気は再現できない」
TBSは10月20日、日曜朝の報道番組「サンデーモーニング」で司会を務める関口宏(80)が来年3月いっぱいで勇退すると発表した。後任はNHK出身で現在はフリー(TBSテレビ専属契約)の膳場貴子アナ(48)だという。22日、「サンモニ」に続いて放送された「サンデージャポン」で、爆笑問題の太田光(58)が「後継者が膳場っていうのがちょっと納得がいかない」と発言。業界には早くも、彼女を心配する声が……。
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関口は自身の勇退を、22日の放送でこう語った。
関口:この「サンデーモーニング」が36年たちました。そして私も80になりまして、そろそろ世代交代かということになりました。TBSともいろいろ話をしてきましたが、来年の3月いっぱいで世代交代することにいたしました。後は膳場貴子さんがやってくださいます。また、3月になりましたら詳しいことはお伝えします。
――そして、こう付け加えた。
関口:引退するわけではございません。
「サンモニ」の初回放送は1987年10月4日。当時としては珍しい1週間のニュースを日曜の朝に振り返るスタイルでスタートした。以来36年、同一司会者による報道番組としては最長寿を誇る。民放プロデューサーは言う。
「地上波における“昭和の名司会者の時代”の終焉を改めて感じました。TBSでは元NHKの森本毅郎さん(84)の長寿番組『噂の!東京マガジン』が21年4月からBS-TBSに移行し、やはり元NHKの草野仁さん(79)のクイズ番組『世界・ふしぎ発見!』も来春でレギュラー放送としては38年の歴史に幕を下ろすことが発表済みです」
他局に目を移しても同様だ。
俳優出身の司会者
「久米宏さん(79)とみのもんたさん(79)はすでに地上波のレギュラー番組を失い、テレビで見かけることもなくなりました。元日本テレビの徳光和夫さん(82)は年1回の『24時間テレビ』(日テレ)には今も出演しているものの、『路線バスで寄り道の旅』(テレビ朝日)ではいつも寝ている好々爺となりました。その後輩の福留功男アナ(81)は田舎に隠居して農業に勤しんでいると聞きます。80歳前後の大御所たちにも世代交代の波が来ています」
関口はアナウンサー出身ではない。
「俳優の佐野周二(1912~1978)を父に持つ2世タレントですね。彼も元々は俳優ですが、司会者として成功しました。昭和から平成に変わる頃が絶頂期で、TBSの『クイズ100人に聞きました』、『サンデーモーニング』、『わくわく動物ランド』、『ギミア・ぶれいく』、テレビ東京の『テレビあっとランダム』、日テレの『知ってるつもり?!』、テレビ朝日の『どーする?!TVタックル(現・ビートたけしのTVタックル)』と人気番組を抱え、視聴率男の異名もありました」
現在のレギュラーは「サンモニ」だけだ。
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