10人の若頭が一堂に集結 「6代目山口組」執行部を構成する組織のナンバー2による会合の中身とは?

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6代目山口組の本音

「神戸山口組は昨年以降ナンバー2と3が抜けるなど、もはや組織としての体を成しているとは言い難い。ただ、井上邦雄組長は降参するつもりは毛頭ありません。最後の1人になってもヤクザを続ける意思があるようです。その方がいろんな面でメリットがあるという判断も働いているのでしょう」(同)

 6代目山口組は早い段階で、井上組長の意向の把握に努めてきたという。

「6代目側は、ヤクザのまま人生を終えたいという強い意志を井上組長が持っていると確信しているようですね。しかし、抗争状態が長期にわたり、特定抗争指定がなかなか外れないことが組織にとって重荷になっています。特定抗争指定のままだと組事務所を使えず、5人以上で集まれず……という状況が続き、じわじわとボディブローのようにダメージが積み重なり、シノギにも相当差し支えることでしょう」(同)

 山口組分裂後の抗争はもう随分前からチキンレースの様相を呈しているわけだが、6代目側が抗争終結のため、さらに注力することになりそうだ。早期終結は社会にとってもちろんウェルカムだが、その過程で血が流れるようなことは誰も望まないだろう。

デイリー新潮編集部

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