サントリー新浪社長、ローソン時代に「謎の不動産取引」をしていた ハワイの億超えコンドミニアムを複数購入【写真あり】
“尻ぬぐいばかり…”
ハワイにおける不動産物件の取引記録は、ホノルルの不動産登記所で取得することができる。確認すると、ワイキキビーチタワーとウォーターマーク、いずれのペントハウスを購入する際も、同じローソン幹部A氏のサインが記されている。
「Aさんは元々、人事にいたのですが、新浪さんが社長の時代に社長秘書になりました。それから別の人と社長秘書を交代し、別の部署の所属になってからも一貫して『新浪案件』をいろいろとやってきた人、という認識です」(ローソン元社員)
ワイキキビーチタワーの3304号室を売却し、新たにウォーターマークのペントハウスを購入した11年前後、ローソン元役員(前出)はA氏からこんな話を聞いたという。
「当時、Aはあるプロジェクトの人事を担当していました。で、やらなければならないことが山積していたのですが、そんな中Aは“(新浪氏の案件で)ハワイに行くから”と言っていました。“大変なんですよ、尻ぬぐいばかりやらされて……”と愚痴のようなことも漏らしていました」
保養施設だというが…
ハワイの豪華施設は新浪氏や一部の関係者だけが使える物件だったのか。サントリーを通じて新浪氏に取材を申し込んだところ、以下の回答が寄せられた。
「(ペントハウスなどは)ローソン社様の社員や役員とそのご家族が利用する保養施設として購入したと聞いております。新浪自身は過去に業務で使用したことはありますが、配偶者を伴ったプライベートな利用はございません。私的に使用する目的で購入したというのは事実ではございません」
なんと、一連の豪華施設は保養施設だというのだ。
「ハワイに保養施設がある、というのはローソン社内では全く知られていません。何も知らない社員や役員が、どうやってその保養施設を利用するのでしょうか?」(前出・ローソン元役員)
ウォーターマークは14年、新浪氏がローソン会長を退任する直前に、ワイキキビーチタワー3804号室は16年に、いずれも日本の企業に売却。4002号室は19年、ローソンの子会社「ローソンUSAハワイ」に売却されている。
「どの物件のことかは分かりませんが、Aは“ようやくケリがついた。やっと売れた”と言っていました」(同)
それらは新浪社長時代の負の遺産だったのか―。