食卓の絨毯のシミ、『太陽の季節』の第一稿も…石原慎太郎さん、田園調布の“豪邸”解体で四男・延啓さんが語った“家じまい”
東急・田園調布駅から徒歩10分ほど。都内有数の一等地に建つ、その豪邸の解体はすなわち、一つの時代の終焉を意味する。作家で元東京都知事の石原慎太郎氏が鬼籍に入って1年半余り。石原氏の慣れ親しんだ自宅が売却され、取り壊されることになった。その思い出を石原氏の四男で、画家の延啓(のぶひろ=57=)氏が語った。
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「僕は大学生の頃まであの家で暮らしていました。大学を出てからは海外に行っちゃったからね。まあ、時々、戻ってはきていましたが」
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