秋ドラマで二股出演の「桜田ひより」 「ミタゾノ」では出世ポジション、尊敬する事務所の先輩超えは確実か
今年の秋ドラマは若手女優の百花繚乱だ。「トクメイ!警視庁特別会計係」(フジテレビ/カンテレ制作)の橋本環奈(24)を筆頭に、「時をかけるな、恋人たち」(同前)の吉岡里帆(30)、「マイ・セカンド・アオハル」(TBS)の広瀬アリス(28)、「パリピ孔明」(フジ)の上白石萌歌(23)……いずれも次世代を狙うエース級の若手女優だ。そんな彼女たちに追いつけ追い越せの勢いで注目されているのが、桜田ひより(20)だという。
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【写真を見る】生き生きとした表情が物語る 「ミタゾノ」の“出世ポジション”を射止め絶好調の「桜田ひより」
10月10日、彼女は放送時間がゴールデン帯に昇格した松岡昌宏(46)主演の「家政夫のミタゾノ」第6シリーズ(テレビ朝日)に新人家政婦として登場。14日からは、主演ドラマ「あたりのキッチン!」(フジ/東海テレビ制作)がスタートした。いわゆる“1クール二股出演”である。民放プロデューサーは言う。
「それだけ引く手あまたということでしょう。しかも、『ミタゾノ』では、新人なのに誰に対してもズケズケとものを言うタイプ。一方、『あたりのキッチン!』では、コミュニケーション能力ゼロでいつもオドオドしている主人公。全く異なる役柄を演じています」
どんな経歴なのだろう。
「6歳でモデル事務所に入り、2012年夏、小学4年の時に研音のオーディションに合格して所属タレントとなり、子役としての活動をスタートしました。2年後の14年には、児童養護施設を舞台にした芦田愛菜(19)が単独初主演の『明日、ママがいない』(日本テレビ)で3番手の“ピア美”の役を演じて注目されました。その後も『HERO(第2シリーズ)』(フジ)や『相棒』(テレ朝)など端役での好演を続け、20年の『ラーメン大好き小泉さん 二代目!』(フジ)に主演して知名度を上げました」
活躍はさらに続く。
「silent」で評判に
「さらに昨年は、4月期の『卒業タイムリミット』(NHK総合)と7月期の『彼女、お借りします』(テレ朝/ABCテレビ制作)でヒロインを演じ、8~9月の『生き残った6人によると』(TBS/毎日放送制作)では主演、トドメの10月期には社会現象ともなった『silent』(フジ)で目黒蓮(26)の妹で難聴の理解者・佐倉萌役での心にしみる演技が評判を呼びました」
20年に放送されたテレ朝60周年記念ドラマ「24 JAPAN」では、“和製ジャック・バウワー”唐沢寿明(60)の娘役も演じていた。
「まだ20歳ながらキャリアは十分、『あたりのキッチン!』で主演に起用したのもわかります。制作は名古屋ローカルの東海テレビですが、昼ドラの『愛の嵐』や『牡丹と薔薇』を大ヒットさせた実力派の老舗です。同じ放送枠で、「テイオーの長い休日」の船越英一郎(63)や「最高のオバハン 中島ハルコ」の大地真央(67)、「グランマの憂鬱」の萬田久子(65)ら大ベテランを起用しつつ、「三千円の使いかた」の葵わかな(25)や「自由な女神―バックステージ・イン・ニューヨーク―」の井桁弘恵(26)など若手も起用するなどユニークな番組作りをしています」
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