ジャニから独立、小柄な「岡田准一」が手本にすべき俳優が一人だけいる

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「英語力」を身につける難しさ

 岡田に限らず、海外へ活躍の場を広げようと思うなら、格好の成功モデルではあるが、もちろん、同じ道を辿るのは決して容易ではない。

「まず、海外進出を目指す岡田さんがやるべきことは徹底的な語学の習得。そして、真田さんのように現地に住んでコネクションを作り、コツコツと作品に出続けることです。あわせてトムやキアヌのようなハリウッドスターと共演するチャンスに恵まれたら、自分の顔と名前を売ることも必要です。時間はかかるでしょうが、真田さんのように向こうに骨を埋めるマインドで飛び込まないと成功はないでしょう」(配給会社関係者)

 ひとくちに「語学をマスターする」といっても、現地に住んで“日常語”にしてから、芝居に使える英語にブラッシュアップすることが求められるという。例えば、日常生活で話している日本語でも、芝居でしゃべる場合は抑揚をつけたり、語句の間を空けたり、言い方、話し方、声の強弱など、俳優が全てを総合して“演じる”ことになるが、それは英語でも同じこと。一般に「英語を話せる」以上のものが要求されるのだ。

「岡田さんが、家族とともに現地に渡る覚悟があるかも重要です。海外で成功したアジア人のアクションスターはブルース・リー、ジャッキー・チェン、ジェット・リー、そして真田さん。ちなみにブルースは172センチ、ジャッキーは174センチ、ジェットは168センチ。ジャッキーはコメディ要素も交えた演技にオリジナルのアクション、ブルースとジェットはその格闘術が世界中の映画ファンを引きつけましたが、岡田さんの格闘術も世界の映画ファンを引きつけるレベルにはあります。特に海外に強力なコネがあるとは聞いていませんが、成功するかどうかは、海外進出第1弾の作品でどのぐらい爪痕を残せるかにかかっているでしょう」(同)

 長年、邦画への出演はない真田だが、岡田が主演を務めた、妻で女優の宮﨑あおい(37)と共演した映画「天地明察」(12年)ではナレーションを務めた。そんな接点がある岡田と真田だけに、岡田が頭を下げて弟子入りを志願するのもありかもしれない。

デイリー新潮編集部

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