ジャニから独立、小柄な「岡田准一」が手本にすべき俳優が一人だけいる

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デューク真田の実力

「公称身長は170センチで、岡田さんと体格が似ている真田広之さんです。中学校入学と同時に、幼少時に共演した千葉真一の主宰するジャパンアクションクラブ(JAC)に入団。驚愕の運動神経でアクションに必要な要素をすべてマスターしました。当時、身長の低い俳優はカメラ映えしないなどの理由から『大成しない』と言われていましたが、真田さんは『人間離れ』の言葉がふさわしいアクションシーンを数多く披露し、脚光を浴びることになりました。82年、香港映画『龍の忍者』の主演で初めて海外に進出。師匠の千葉が、米の映画関係者が名付けた愛称“サニー千葉”としてハリウッドで活躍したのに続き、海外でも活躍するようになりました」(映画業界関係者)

 真田の活躍は映画にとどまらず、99年から2000年にかけて、故・蜷川幸雄氏が演出したイギリスのロイヤル・シェークスピア・カンパニー公演「リア王」に、史上初にして唯一の日本人キャストとして出演した。全編、17世紀の英語の台詞でイギリス演劇界の俳優達と堂々とわたり合ったのである。

 この舞台で英国文化普及に貢献したとして、02年9月に名誉大英勲章第五位(MBE)を授与され、貴族の称号である「公爵=デューク」から、海外では「デューク真田」とも呼ばれている。

 02年に公開されアカデミー外国語映画賞にもノミネートされた「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督)で国内の各映画賞を総なめにしたことや、翌03年公開のトム・クルーズ(61)主演のハリウッド映画「ラスト サムライ」に出演したことで、日本を代表する俳優の一人となった真田だが、日本のドラマには20年以上、映画には15年以上出演していない。

「真田さんは95年に葉月里緒奈さんとの不倫が発覚し、97年に妻だった手塚理美さんと離婚しました。当時は散々、ワイドショーでネタにされて日本での生活に疲れてしまったようで、ロサンゼルス移住を決意しましたが、英語をマスターしていて現地での生活にも困らなかったからです。そのため、自らオーディションを受けて作品に出演することもありました」(同)

「ラスト サムライ」では殺陣や日本語を親身になってトムに指導し、トムはそのことに対する感謝を各媒体のインタビューで明かしていた。13年公開の「47RONIN」に大石内蔵助役で出演した際は、献身的で気配りのできる姿勢を「まさに大石であった」と主演のキアヌ・リーブス(59)が会見で絶賛。「師匠(マスター)」と呼んで尊敬の意を表していた時からの関係で、現在日本でも公開中の、キアヌ主演の人気シリーズ最新作「ジョン・ウィック:コンセクエンス」にも呼ばれている。

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