ジャニから独立、小柄な「岡田准一」が手本にすべき俳優が一人だけいる

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俳優業に専念するために

 61年の歴史に幕を閉じたジャニーズ事務所は10月17日からSMILE-UP.となり、再スタートを切ったばかりだが、元V6のメンバーで俳優の岡田准一(42)が、11月30日をもって同社を退社する。

 岡田は8月31日から米・ラスベガスで開催された、世界最大規模のブラジリアン柔術の大会「ワールドマスター2023」に出場。2回戦で敗れたものの、その奮闘ぶりが話題になっていた。一方で、当時すでに騒動になっていた故ジャニー喜多川氏による性加害問題に関しては「我関せず」のスタンスを貫き通していた。これ以上、ジャニーズの名前を背負って仕事を続けることへのデメリットを感じて退社を決意した模様だ。

「スポンサー企業が続々と旧ジャニーズ所属タレントのCM起用を見送りましたが、岡田さんは日本特殊陶業、マクドナルト、東急リバブルなどのCMが飛びました。とはいえ、2011年に現在の妻で、女優の宮﨑あおいとの不倫疑惑を『週刊文春』に報じられたのを事務所がもみ消した形になり、17年12月に何事もなかったかのように宮﨑との結婚を発表しました。ネット上では“恩知らず”との声もあがりましたが、同じV6やV6内のユニット『Coming Century(カミセン)』のメンバーだった森田剛と三宅健が既にジャニーズを退所しており、この2人に触発され、同じ元V6の井ノ原快彦・SMILE-UP.副社長と話し合いを重ねていたようです」(スポーツ紙芸能担当記者)

 俳優としては主演映画の「ザ・ファブル」シリーズ、「ヘルドッグス」(22年)などで国内では屈指のアクション俳優としての地位を固めており、今回の退社は俳優として海外進出の野望も絡んでいる。

「ジャニー氏の性加害問題に関しては、国連も調査に乗り出すなど、国際問題に発展したジャニー氏が作った事務所にいるとそれはかないません。海外進出の野望を達成するための退社であることは間違いないでしょう」(同)

 岡田はフィリピンの武術・カリ、ブルース・リーが創始者の武術であるジークンドーの師範資格を持ち、柔術は茶帯。14年に大河ドラマ「軍師官兵衛」で主演、今年の「どうする家康」では織田信長役を務めているだけでなく、多くの時代劇もこなしているため、時代劇所作、剣術、殺陣、馬術もマスターしている。役者として演じるのみならず、格闘シーンを演出するファイトコレオグラファーも兼任することまである。ここまでのスキル習得に目覚めることになったのは、ある作品への出演がきっかけだったという。

「岡田さんも、大半のジャニーズタレントと同様で身内の母親が応募、1995年に日本テレビのバラエティ番組『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』のコーナー『ジャニーズ予備校』のオーディションに合格。半年後にV6のメンバーとしてデビューしました。最初は目の前の仕事をこなすだけで精一杯だったようですが、経験を積んで自信が出てきたところで出会ったのが、堤真一演じる主人公のサラリーマンに格闘技を教える役を演じた映画『フライ, ダディ, フライ』(05年)でした。ブルース・リーを敬愛する役柄とあって、関連書籍を読みあさっているうちにハマったようです。同作と同じ金城一紀氏が脚本のドラマで、映画化もされた『SP』(07年11月)では主人公の警視庁SPを演じるにあたり、渡米してカリ、ジークンドーなどを学び習得しています」(同)

 岡田の公称身長は169センチ。欧米の俳優と比べると、体格的には恵まれていないだけに、今後、海外進出を目指すために見習うべきベテラン俳優がいるという。

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