“望月衣塑子記者”を容認する「東京新聞」の社風…コラム連載中の「ネットニュース編集者」が見た実態とは
話題性抜群の記者に
旧ジャニーズ事務所の性加害問題を巡って開かれた、東山紀之社長と井ノ原快彦副社長らによる9月と10月の会見では、東京新聞の望月衣塑子記者が注目される存在となった。演説のごとく持論を述べた上で、バシバシと容赦ない質問を飛ばし、当てられていないのにマイクなしで質問したからだ。さらに、2回目の会見では「NG記者リスト」に同氏が含まれていたことでその後も話題となった。
本稿では、東京新聞でこの11年半ほど週刊の連載コラムを担当し、同社社員とも多数交流のある私(中川淳一郎)が、なぜ望月氏がここまで注目されるのかを考えてみる。...