「妻ともここで出会いました」 立ちんぼ女子を「買う」男たちの事情
まともじゃない、頭が悪い、生い立ちがよろしくない
特殊性癖ゆえに、巨大掲示板の「2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)」に書かれるほど有名だった時期もある。
「『階段の手すりによりかかって煙草を吸っているリーゼントの男は、性行為しないらしい』ってね。一部では『アナルさん』とも呼ばれていたね」
公園で出会った女性たちを5年ほど自宅に住まわせていたこともあったという。
「自分を棚に上げて言うけど、ここにいる子はまともじゃない、頭が悪い、生い立ちがよろしくない。自分も親と疎遠だから何となく共感してしまって、つい家に住まわせてしまってたんだよね。ただ、彼女たちからお金を取ったり行為を強要したりはしなかった。うちに住んでいた子と、今でもホテルのエレベーターでバッタリ出会うこともあるよ」
なんと知り合った女性と結婚寸前までの仲になったこともあるが、ほどなくして破綻した。
「すぐに一緒に住み始めて、最初の2週間くらいは燃え上がったけど、やはりこういう場所で知り合っただけにお互い疑心暗鬼になるんだよね。『妊娠したかも』と言われたときも、申し訳ないけど『誰の子かわからないだろ』と言ってしまった。あと、婚姻届を書こうとしたときに、彼女は住所と名前以外の部分を書けなかったんですよ。知能に問題があるわけではなく、やはり生い立ちがひどくて親とも断絶してるから、本籍地がわからなかったりしてね。変なクスリもやっていたし、すぐにダメになったね」
5年前に結婚した妻も、ここで出会った。妻には公園に来ていることはバレていないが、「性欲と情は別」であるため、罪悪感はないという。
「立ちんぼではなく、上京したばかりでここらへんをフラフラしていた子。歌舞伎町では、ホストや店の人間がそういう女性にすぐに目をつけて『沈めに』来るんだけど、案の定彼女の背後から男2人が近づいてるのがわかった。そういう場合は声かけの順番があって、ルールに則ると私は3番目。でも見ていられなくて、割り込んで声をかけた。それが馴れ初めだね」
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