「娘は自殺を考えたこともあると…」「コンビニの方が時給は高い」 宝塚のブラックすぎる内情を団員の親が告発!

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宝塚の「ブラックすぎる内部事情」をOG、現役団員の親が告発(後編)

 現役のタカラジェンヌ・Aさんが自宅マンションから転落死した事件。前編では、OG・東小雪さんが古巣の“ハラスメント体質”への思いを語ったが、後編では元団員、現役団員の親による衝撃の告発を紹介する。【前後編の後編】

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 最近まで娘が宙(そら)組に所属していた元団員の父親は、こう明かす。

「娘が音楽学校に受かった時は本当にうれしくて、私も宝塚まで合格発表を見に行ったほどでした。ですが娘は、退団の道を選ばざるを得ませんでした。その主な原因の一つが、Aさんも苦しんだという先輩たちからの厳しい“指導”です」

 続けて言う。

「先輩たちは娘を厳しい言葉で何度も責め、難癖つけて“指導”を行い、寝ることをまったく許さなかったそうです。学校時代には深夜まで反省文も書かされていたとか……」

 まさに、前編で紹介した宝塚OGの東小雪さんの証言と重なる話である。

「娘は将来を期待されていたのですが、それがよくなかったのでしょう。目立つ者は“指導”という形で、足を引っ張られるのが当たり前の世界のようです」

「娘は自殺を考えたことがあると…」

 この父親は娘から、宙組についても以下のように聞かされていた。

「宙組は他の組と比べて、特に指導が厳しいと音楽学校時代にもうわさされていたそうです。本科生の頃に“宙組だったら嫌だな……”と漏らしていましたよ。組は入団時、勝手に割り振られるシステムなので、割り振り時には戦々恐々としていました。結局、宙組の配属になってしまって、やはり他の組よりも指導がきついと嘆いていました」

 過酷さの一端は以下のような具合だ。

「劇団へ上がると、深夜にまで稽古が及ぶうえ、その後に資料や小道具を作り、さらにファンレターの返事も書かないといけない。研究科(入団)1年目から辞める直前まで、毎日30分から1時間程度しか、まともにベッドで眠れなかったそうです。心身に支障をきたすのは当たり前です。娘も精神科に通いましたし、倒れて救急車で運ばれたこともありました。また、自殺を考えたこともあると……」

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