Dragon Ash・Kjや篠原涼子ら「円満離婚」アピールの不思議 いいとこ取りに見えるコメントの本当の意図は
Dragon AshのKjさんこと降谷建志さんの不倫発覚。「週刊文春」の直撃に対し、自宅に連れ込んだ不倫相手の存在は認めつつも、「そもそも付き合ってない」との言い訳には批判が集まっている。自身の不倫報道には触れず、「15年共に歩んで来たチームの出した決断」と先走って離婚することをSNSに投稿したのも反感を買った。タトゥーだらけでいかついイメージやステージパフォーマンスとは違い、焦るあまりいらぬことを口走る小心者なのだなという印象だ。
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有名人の妻を捨て、若い女性との火遊びに走り離婚するアーティストは少なくない。大塚愛さんと離婚したRIP SLYMEのSUさん、長谷川京子さんと離婚したポルノグラフィティ・新藤晴一さん。Kjさんと縁が深いZeebraさんも、元妻は大人気モデルの中林美和さんだった。あんなに素敵な妻がいるのになぜ、と首をかしげてしまう。
しかし男性アーティストの不倫はたいてい不問に付されがちだ。Kjさんの時も、「40過ぎても見た目が若いし、モテるから仕方ない」と擁護する声はあった。しかし、果たして彼らは「モテる」から不倫するのだろうか。上記の面々を見ると、逆に「昔ほどモテなくなってきた自分」に耐えられなかったのではないかと勘繰ってしまう。
彼らはみな90年代のヒットチャート常連だが、令和に入ってから勢いは落ちている印象があった。みなヤンチャで一本気なイメージで売っていたのに、俳優業にも手を出すなど、どこか音楽の道で生きることへの迷いのようなものがうかがえた。
落ち目の自分を直視したくない、かといってヒット曲も出せない、でも妻は今もバリバリ稼いでいる。ならば無名の若い女性と交際することで、「俺もまだまだイケる」と思いたい。そういう思考回路は、中年世代が陥る「ミッドライフクライシス(中年の危機)」にありがちだという。彼らも有名人ではあるがひとりの人間。子どもがいる年齢になっても、そういう自己愛の強さを捨てきれない幼さは、確かに「いつまでも少年のよう」と母性をくすぐるのかもしれない。
だからどこか他人事のような「円満離婚」アピールも、大人に怒られたくない子どもの言い訳のように見える。この女性版が、篠原涼子さんではないだろうか。
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