ついに不登校が30万人に この10年で約3倍に激増の「皮肉な理由」とは
「学びの多様化学校」
国は今年3月、不登校対策「COCOLOプラン」なるものを公表した。例えば、不登校生向けに学習カリキュラムに弾力性を持たせた「学びの多様化学校」(旧称「不登校特例校」)を現在の24校から将来的に300校に増やすことなどを目標として掲げている。
不登校になっても教育は義務である以上、そのための学びの場と機会を確保する――。学校に行くことがひたすら善だと信じていた世代には驚くべき変化だ。
しかし、不登校をフォローする法律の制定と、義務としての教育だからこその施設拡充や支援強化で不登校が増えているなら、話はいかにも皮肉めく。
30万人という数字は一体、どこまで伸びるのだろうか。
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