粗品のヤジ騒動だけではなかった…TBS「オールスター感謝祭」への苦情は“ミニマラソン”にも
真剣勝負にひと笑い
小芝の叫びは何度か続いたが、志尊は時間内にトランプタワーを完成させることはできなかった。司会の今田耕司(57)が言った。
今田:粗品くん、ボートレース場みたいなヤジやめてくれる!?
粗品:このチームには優勝して欲しくなかったんで……。
「オールスター感謝祭」は改編期の番組宣伝を兼ねた5時間半の生放送というお祭り特番だ。それほど目くじらを立てることではないのだが、民放ディレクターはこう言う。
「番組全体の善し悪しで言えば、いつも通りといったところ。すごく面白いというわけでもなく、グダグダすぎて不評というレベルでもありませんでした。ただ、ゲームのルールや演出の方向性にモヤモヤを感じました。視聴者の不満が多かったのもそのせいでしょう」
最初の企画「プレッシャーアーチェリー」もその1つだ。
「日曜劇場『下剋上球児』の鈴木亮平(40)が史上初の連覇に挑んだゲームでしたが、最初の企画だけに今田が張り切り過ぎました。真剣そのものの出場者が息を止め、矢を放つ直前にひと笑い取ろうとしゃべるので、ゲームが中断するなど見る人にとっては邪魔に感じるところもありました。もう1人の司会者・島崎和歌子(50)がアーチェリーの得点範囲を理解できていなかったようなところも、ネット上では批判されていました」
さらに不評だったのが、番組名物の「赤坂5丁目ミニマラソン」だ。
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