「米国は対外的な危機があれば1つにまとまる」は過去の話…中東情勢緊迫化で国内は大混乱の悪夢が

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迅速に動いた米国だが、国内の状況は…

 中東地域で数十年ぶりの嵐が吹き荒れるリスクが高まっている。

 10月7日、パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエルに奇襲攻撃を仕掛けた。これに激怒したイスラエルは、ガザ地区への空爆を続けている。周辺国などから仲介の動きが出ているものの、「両者の戦闘は1カ月以上続く」との見方が一般的だ。

 世界が固唾を呑んで状況を見守る中、イスラエルの同盟国である米国は迅速に動いた。

 12日にイスラエルを訪問したアントニー・ブリンケン米国務長官はベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談し、同国に対する支持を表明した。...

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