財津一郎さん逝去 半年前に語っていた「3回、死にかけている」とイケメン孫の活躍

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孫はイケメン俳優

 卒寿を控えた財津には、23歳の孫がいる。身長183センチのイケメン俳優・財津優太郎で、3月26日から東京・俳優座劇場で上演したミュージカル「バウムクーヘンとヒロシマ」において、初ミュージカルながら主演を務めた有望株だ。

「僕も初舞台が23歳の時で、帝劇でオペレッタに出て歌も歌いました。それから20年以上経って森繁久彌さんの前で歌ったら、とても喜んでくれてね。あの時の歌詞はいまでも覚えている。初舞台というのは思い出に残るものですよ」

 優太郎が演じたのは、第1次大戦で捕虜となり、広島にやって来たドイツの菓子職人カール・ユーハイム。彼が日本初となるバウムクーヘンを焼いて販売した場所が、後の原爆ドームという実話がベースの物語だ。

「戦争を経て、ドイツと日本の食文化が出会って歴史を重ねていく。優太郎や若い出演者にとっては、長い芸能人生の第一歩となる作品で、必ず生涯の思い出となるでしょう。心と体を燃焼させて演じてほしい」

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