「亀田興毅の実直さを感じた」 三男・和毅の「2位決定戦」で見られた亀田家の大きな変化とは
亀田3兄弟の末弟、亀田和毅(ともき・32)が敗れた。今月7日、東京・大田区総合体育館で行われたその試合は、IBF世界フェザー級の「“2位”決定戦」という聞き慣れないものだったが、スポーツライターによると、
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「かねて“井上尚弥選手と対戦したい”と公言していた和毅は、スーパーバンタム級でベルトを獲得し、尚弥を迎え撃つ算段でしたが、尚弥が先に同級のベルトを奪取したため、フェザー級に上げて再度先回りをして尚弥を待ち構えようとしています。が、同級は挑戦者決定戦が開催済みなので、2位決定戦に。いわば“順番待ち”でのまさかの苦杯だったわけです」
父親の失態を謝罪
この一戦、いかにも亀田家っぽい演出があった。
「暴言等により永久追放された父・史郎氏が16年ぶりにセコンドに復活。前宣伝の動画で史郎氏が『(和毅が)持ってるものは(尚弥に)負けてない』と発言したものだから、『失礼過ぎる』などと批判が殺到しました」
もっとも、
「和毅は敗戦後、『井上チャンピオンの名前を出して申し訳なかった』と謝罪。ボクサーが目標とする選手を公言することは別に謝ることではないですから、親父の非礼をわびたのでしょう。“親父の失態を息子が弁明する”というのも、既視感のある光景です」
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