過去3年の献金額は約2億円! 医師会ベッタリでカネを集める大臣2名の名前とは?

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脱法的錬金術

 これらの「脱法的錬金術」について武見事務所に質すと、

「ご指摘を受けた事業は、開催間近の感染拡大状況に鑑み、(中略)WEB配信事業型とすることに決し、(中略)4回の事業については、いずれも『その他事業』として収支報告書に記載しているところです」

 政治資金の透明性など、どこ吹く風である。

 なぜ、「医師会ベッタリ大臣」たちはここまでカネに執着するのか。

「国会議員と医師会は票とカネで密接に結びついています」

 と語るのは、日本医師会に詳しいノンフィクション作家の辰濃哲郎氏。

「医師会は自分たちに不利な政策を通さず、有利な政策を通すために議員を支援しています。診療報酬の引き上げもその一つです。以前、医師にも運転免許証のように免許更新制度を導入する動きがあったときは医師会が政治家に働きかけ、白紙に戻したことがあります。医師会の推薦候補はそういった際に動いてくれる大事な存在なんです」

 全国的な薬不足で医療機関や庶民から悲鳴が聞こえてくる中、「医師会ベッタリ大臣」のお二人はカネ集めに勤しむばかり。日本の厚労行政が改善されないのも無理はないのである。

週刊新潮 2023年10月19日号掲載

特集「『コロナ』流行にも『薬不足』で9割の病院がSOS! 厚労行政失政の折も折 医師会丸抱え『武見厚労相』と『自見万博相』が“脱法錬金術”“公選法違反”」より

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