過去3年の献金額は約2億円! 医師会ベッタリでカネを集める大臣2名の名前とは?

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 コロナとインフルエンザが大流行する中、ジェネリック医薬品などの「薬」不足で、全国の病院からSOSが発せられている。しかし、医師会から送り込まれた新大臣お二人は、国民の窮状をよそにカネと票を脱法的に集めるばかり……。これでいいのか!?厚労行政。

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 薬が足りない――。

 いま全国の医療関係者からこうした声が上がっている。今月6日、日本医師会が会員である医師らに調査した結果を公表し、院内で薬を処方している医療機関の9割が「入手困難な医薬品がある」とした。

 厚労省担当記者が言う。

「足りない薬品として咳止めや痰を切る薬などが挙げられています。コロナ禍で不足したことに加え、最近ではジェネリック医薬品の品質不正が相次ぎ、生産量が低下。深刻な供給不足が続いています」

 これについて、厚労省の失政を指摘するのは、製薬会社関係者。

「2000年代初頭までは日本のジェネリック医薬品の市場は全体の3~4割だったのですが、厚労省の拡大キャンペーンで、いまのシェアは倍になりました。この急拡大により、ジェネリック医薬品メーカーは設備投資をしてきた一方で、薬の価格は厚労省によって強く抑え込まれています。薬価はメーカーで決めることができず、厚労省に“上げたい”と言っても、医療費を抑えるためにそれはできない。原材料費などが値上がりする中で人も育てられない。結局、従業員のリストラをせざるを得ず、医薬品を増産したくてもできない状況で、メーカーが悲鳴を上げています」

参院選での公選法違反疑惑

 かくもずさんな厚労行政を自団体に有利に進めさせるため、医師会は組織内候補として国会議員を送り込んでいる。そのうちの一人が今回の内閣改造で入閣した自見英子(はなこ)万博相(47)だ。小児科医だった彼女は、父・自見庄三郎元郵政相が引退後の16年、参院全国比例の候補として初当選。二階派に所属する。最近では、故・橋本龍太郎元首相の次男で、妻子ある橋本岳衆院議員と略奪婚し、話題になった。

 自見氏について本誌(「週刊新潮」)は入閣前の昨年末、2期目の当選を果たした22年の参院選における公選法違反疑惑を取り上げた。だが、自見氏はいまに至るまで、その疑惑へ十分な説明を果たしていない。

 まずは、疑惑のあらましを改めて振り返っておこう。

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