車中で運転手を務める秘書の表情に難クセ…パワハラ疑惑の「加藤鮎子」こども相に、まだある問題言動

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“笑って対応してくれないと”

 自分のイメージを極端に気にする鮎子氏はある時、秘書にこんな痛烈な一言を放ったという。

「ちょうど元衆院議員の豊田真由子さんの秘書に対する“このハゲーー!”という暴言が問題になっている時期でした。ドライバーだった秘書に鮎子さんが後部座席から“あなたが無表情だったり、辛そうな顔をしていると私がパワハラしているみたいでしょ”“いまそういうの(豊田真由子のこと)が流行っているんだから。笑って対応してくれないと”と注意したことがありました」(先の後援会関係者)

 秘書に対しては“カネ”の面でも厳しかった。

「事務所の車を停めるときにも駐車場代などは普通に秘書が自腹で払っていました。事務所の経費の説明があやふやで、ガソリン代は経費で出るんですが、なぜか駐車場代は落ちない。ある時は、いきなり鮎子さんが仙台に行くと言い出して、歓楽街の国分町で彼女が飲んでいる間、秘書は“その辺で待っていて”と言われずっと待機。その間の駐車場代や食事代は秘書が持つんです。鮎子さんがコンビニで食事を買う時も秘書の分は買ってこず、秘書は自宅から持ってきたおにぎりを頬張っています。秘書が地元の夜の会合に出ても領収書は切らせてもらえません。紘一さん時代から仕えている経理担当のベテランの事務所スタッフが秘書の経費の使い方には目を光らせており、鮎子さんはこのスタッフ以外の秘書については基本的には信用していませんでした」

 だからこそ、秘書からの信頼を失い、退職者が続出しているのではなかろうか。

 先の元秘書は彼女のことを話すとこうため息をつくのだ。

「鮎子さんは人に対する“感謝”の念がないんです。その人が政治活動に“利用できるかどうか”で付き合いの深度を判断している。これでは人が離れてしまって当然です」

 政治部デスクが指摘する。

「今回入閣した女性大臣5人の中で、最も目立っているのは加藤鮎子さんです。当選3回、しかも副大臣経験もない“飛び級”の目玉人事なので、自民党内には“実績もないのになぜ大臣に”というやっかみもある。スキャンダルが起きた時に、国会でどう答弁でかわしていくのか。そこできちんと受け答えができるかが、彼女が政治家として生きていくための大きな試練となるでしょう」

 今秋の臨時国会は10月20日に招集される予定だ。

デイリー新潮編集部

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