八冠達成の藤井聡太 「立会人が話しかけたのに…」感想戦終盤で見せた驚きの姿
10月11日、京都府京都市のウェスティン都ホテルで行われた王座戦五番勝負(主催・日本経済新聞社)の第4局で、挑戦者の藤井聡太七冠(21)が永瀬拓矢王座(31)に勝利した。これで藤井は対戦成績を苦3勝1敗とし、唯一残っていた王座のタイトルを奪取。羽生善治九段(53)の七冠独占を上回る史上初の八冠に輝いた。その裏にあったドラマとは。【粟野仁雄/ジャーナリスト】
やはり藤井聡太は「持ってる男」だった。
羽生九段は藤井を祝福するコメントの中で、偉業を達成した要素として「継続した努力、卓越したセンス、モチベーション、体力」、そして最後に「時の運」を挙げた。...