ジャニーズ問題で炎上した「志らく」「田村淳」 改めて評価される2人が出演していた情報番組の名

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

ディベートの才能

 だが、これほど個性的な面々を集めても番組の視聴率は好転しなかった。さらに、レギュラー出演者だった小林麻耶(44)が突然に降板するという騒動も起き、番組は21年3月で終了。志らくは残念がっていたという。コメンテーターの陣容に手応えを掴んでいたのかもしれない。

「もし『グッとラック!』が続いていたら、ジャニーズ問題をどのように報じたのだろうと想像することがあります。もちろん民放は様々な事情を抱えていますから、他番組と同じように大人しめの扱いになるとは思います。ただ、少なくとも最初は志らくさんと田村さんが本音をぶつけ合ったはずですから、相当な注目を集めたのではないでしょうか」(同・スタッフ)

 特に田村は、辛口コメンテーターというだけでなく、ディベート好きの一面もあるという。

「田村さんは弁が立ち、本音でニュースに向かい合います。そしてディベートは、賛成と反対の立場をランダムで決めます。自分本来の意見とは違っても説得力のある主張を続けなければなりません。田村さんはジャニーズ問題でも、時には批判、時には擁護とスタンスを自由に変え、番組を盛り上げたのではないでしょうか」(同・スタッフ)

TBSが失ったもの

 志らくは常に、マスコミの報道姿勢や世論が“ジャニーズ叩き”に夢中になる状況を批判してきた。

「もし志らくさんが今でも『グッとラック!』のMCだったら、果たして同じスタンスで司会進行をしていたのかとも考えます。批判派の視聴者に配慮したのか、それとも現在と変わらない主張を展開したのか……。そして、あのクセのあるコメンテーター陣がどう斬ったのかなど、様々な場面が思い浮かびます。TBSは『グッとラック!』を打ち切って『ラヴィット!』に変更して大成功と受け止めているようですが、失われたものも大きかったと言えます」(同・スタッフ)

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。