侍ジャパン 井端弘和監督の任期は2年説で早くも囁かれる再就職先

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まずは目前のアジアチャンピオンシップ

 立浪監督は2年前に中日監督に就任した際、地元のテレビ番組で、当時は解説者だった井端監督と共演し、

「井端にも(コーチを)頼んだのだけど、色々な事情があってダメになった」

 ことを明かしている。さらに「野球をよく知っているし、そのうちぜひ、入ってもらえるように」とも言っていたのだが、後に井端監督自身も、要請があれば引き受けるつもりでいたところ、連絡のタイミングが合わずに就任要請を断ったことを明かしている。

 こうした経緯を中日ファンや関係者は知っており、「ポスト立浪」の有力候補として、改めて注目される事にもなった。

「選手時代の井端監督は13年オフ、ゼネラルマネージャーとなった落合博満氏(69)から当時の年俸1億9000万円から、3000万円という大幅減俸を提示され、ドラゴンズを退団しました。同年、ライバルである巨人に移籍して現役引退したので、中日に指導者で戻るという話は、立浪監督が明かすまで、表に出る事はありませんでした」(前出・名古屋在住記者)

 来季も立浪監督がしくじってしまったら、11月のプレミア12大会でいったん任期を終える井端代表監督への待望論が沸き起こるかもしれない。もちろん、その前提には、代表監督としての実績も要素になる。まずは、初陣となるアジアチャンピオンシップだ。

「井端監督の就任会見当日が、巨人入団時の監督だった原辰徳前監督(65)のラストゲームと重なったのは、何かの縁でしょうか。ただ、アジアチャンピンシップの初戦が、地上波での放送予定がないのが(12日時点)、残念ではありますが」(前出・同)

 侍ジャパン監督の人事権を持つ強化委員会は、「国際大会などの海外経験」「求心力」「知名度」「発信力」「アマチュア野球界を含めた日本野球界への理解」「侍ジャパン事業への理解」の6点を要件に定めた。

 その全てを満たす人物として選ばれた井端監督。アジアチャンピンシップは12球団の若手中心のメンバー編成となる。井端監督の現役時代と同様、堅実に勝利を積み上げていくチームを作り上げることができるか。

デイリー新潮編集部

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