A.B.C-Z脱退の河合郁人を待ち受ける苦難 「彼はイジられてなんぼ。得意のジャニーズのものまねも…」

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 ジャニーズ事務所が再び会見を開いた10月2日、同事務所に所属する岡田准一(42)が11月30日をもって退所することを発表した。業界内に独立後の岡田を危ぶむ声はないが、これでさらに影が薄くなると心配されるジャニーズのタレントがいる。

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 9月7日に行われたジャニーズ事務所の最初の会見から2週間後の21日、5人組アイドルグループのA.B.C-Zから12月21日をもって脱退すると発表したのが河合郁人(35)だ。事務所の発表と共に、彼はこうコメントした。

《僕は40歳までに自分がMCの冠番組を持つ事/MCというポジションを定着させる事を目標としています。/勿論その目標がすぐに叶えられるわけではありません。/今はグループ活動をしながらバラエティ番組や情報番組の出演、MCの仕事をやらせていただいています。/グループ活動をしながら出来てはいたのですが、今まで以上にもっと深くこの世界を経験し、極めていかないと自分の目標を叶えることはできないと思い個人での活動を選びました》

 民放ディレクターは言う。

「A.B.C-Zで最も目立っているのは橋本良亮(30)、舞台で定評があるのは戸塚祥太(36)と五関晃一(38)。彼らには敵わないと思った河合が、自分の立ち位置をバラエティ番組に定めたのでしょう。キャラも明るく、業界での評価もバラエティの人です」

「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅」(テレビ東京)では、太川陽介チームに対抗する河合チームを率いたりもしている。ただし……、

得意はジャニーズのモノマネ

「喋りの引き出しが少ないのが気になります。彼が得意とするのは、ジャニーズのタレントのモノマネやネタです。2020年には初の冠番組となる『ジャニーズ河合がジャニーズのコト勝手に答えます!!』(テレビ朝日)が放送され、『ものまねグランプリ 次世代ものまね芸人No.1決定戦&歌ものまねNo.1決定戦スペシャル』(日本テレビ)ではジャニーズのモノマネ7連発を披露して2位にもなりました。しかし、スポンサー企業がジャニーズ離れを起こしている今、ジャニーズのネタなどできません」

 確かにそうだ。

「そもそも、創業者のジャニー喜多川氏による性加害を認めて謝罪した後の発表でしたから、てっきり退所するものと思われました。ところが、グループから脱退しても事務所には残るという。すでにスポンサー企業やメディアのジャニーズ離れは始まっていましたが、まだ事務所の力で仕事がもらえると思っているのでしょう。さっさと独立を決めた岡田准一とは大違いです」

 もっとも、岡田と河合は立ち位置からして大きく異なる。

「岡田は1995年、中学3年の時に、母親が『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ)の人気コーナー“ジャニーズ予備校”に応募。オーデションに合格した3カ月後の同年11月、デビュー直前だったV6に加入してCDデビューしました。ジャニーズ史上最短といわれたほど、下積みを経験していません。最近は役者業を軸足にしていて、2015年の日本アカデミー賞では『永遠の0』で最優秀主演男優賞、『蜩ノ記』で最優秀助演男優賞の史上初のW受賞もしました。ジャニーズの所属タレントとしても初受賞でした。17年には女優の宮崎あおい(37)と結婚し子供も生まれ、大作映画に出演し続けており、順風満帆と言っていいでしょう」

 一方、河合は1999年にジャニーズに入所した。

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