消費者金融CMで異例の芸人バトル勃発 業界からは「まさか浜ちゃんがオファー受けるとは」

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女性問題の謎

「かつて“サラ金”は苛酷な取り立てなどが社会問題化し、80年代まではCMに有名タレントが出演することは稀でした。90年代から各社がイメージアップのため広告に注力するようになり、91年から放送が開始された武富士(2010年・会社更生法申請)の“武富士ダンサーズ”が話題になりました。アコムも1996年にセイン・カミュさん(52)を、2009年にタモリさん(78)を起用しています。2010年にグレーゾーン金利の問題が浮上すると一時は下火となりましたが、近年また広告出稿が盛んです」(同・ディレクター)

 10年前だったら、浜田ほどの大物は消費者金融のCMに出演しなかったかもしれないという。だが、昔と今では視聴者の消費者金融に対するイメージは激変した。大物芸能人もCM契約に抵抗がなくなったようだ。

「浜田さんと大悟さんは、共に不倫が報じられたことがあります。本来なら企業にとって良いイメージの芸人ではありません。特に今の消費者金融が芸能人に求めるものは、清廉なイメージが最優先でしょう。本来なら意外なキャスティングであるはずなのに、恐らく一般の視聴者は違和感を抱いていません。これは不倫が発覚しても2人はほとんどバッシングされなかったからです。女性問題が浮上しても世論は非難せず、これまで通りの人気を維持しています」(同・ディレクター)

 それどころか、不倫問題を笑いに変えたほうが視聴者は喜ぶ。神妙な面持ちで謝罪する姿を想像するのは難しい。

渡部建が復活!?

 不倫などのスキャンダルが発覚したため謝罪してCMを降板する──企業にとって最悪の事態であることは言うまでもない。

「もし浜田さんや大悟さんに新たなスキャンダルが発覚しても、CMに起用している各社は『次回もバッシングは起きない』と見ているのでしょう。企業として、これ以上のリスクヘッジはありません。消費者金融とお笑い芸人はCMの相性が良いと証明されました。女性問題という“傷”を持っている浜田さんも大悟さんも成功を収めました。こうなると、お笑い芸人であり、なおかつ不倫問題で苦汁をなめた、渡部建さん(51)を消費者金融のCMで見たくなります。依然として世間のイメージは良くありません。短期的には起用の可能性はゼロでしょうが、話題性に賭ける会社が出てもおかしくないと思います」(同・スタッフ)

デイリー新潮編集部

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