作者がまさかの性加害 ソウル「慰安婦の聖地」で造形物があっさり撤去も“少女像”に立ちはだかる壁
9月5日の午前6時、外国人観光客もよく訪れるソウルの南山タワーに向かう坂道に大きな音が鳴り響いた。狭い道路にパワーショベルが持ち込まれ、トラックが行き交う。日本軍慰安婦追悼公園として知られた「記憶の地」にある造形物の一部を撤去する工事がはじまったのだ。そして同日、ソウル市はそこに設置されていた造形物「大地の目」と「世界のへそ」を撤去した。
「記憶の地」は2016年に日本軍慰安婦被害者を追悼する大型公園として、ソウル市と市民団体の主導でつくられた。...